イビサ島への行き方とホテル、クラブなど

テクノやハウスを聴きに行くイビサ島

イビサ島はよく知られているが、日本からは行きにくいこともあり、あまり情報がないです。今年(2017年9月上旬)、イビサの音楽調査に行ったので、いまさらですが簡単に紹介します。

イビサ島

スペイン南部の島。近くにはマヨルカ島もある。世界で新しい音楽が生まれる場所のひとつ。とくに、ハウス(フューチャー・ハウス)、ベース・ミュージック、トランス、EDMなどの潮流はイビサ島で作られると言われている。

世界で先端的な音楽が生まれてくる場所は、現在だと、このイビサ島、それからアムステルダム、パリ、ベルリンなどのドイツのいくつかの都市だろう。そこで誕生した音楽が、アメリカに波及し、さらに世界に拡大していると言える。

たとえば、EDMはアムステルダムで2011年ごろに生まれ、ほぼ同時にイビサ島で発展し、2012-13年にアメリカでも流行した音楽で、それが日本に波及したのが2014年と考えていい。すでにピークを過ぎた音楽ジャンルだが、日本や、東南アジア、中東ではいまも人気があり、ジャンルとしても確立したと言えそう。もちろん、なんでもかんでもイビサ島で生まれるのではなく、北欧、とくにスウェーデンなども考えるべきだけど。

さて、そのイビサ島だが観光地でもあります。島全体が世界遺産で、フェニキア人の遺跡という見所もある。島の中心部には高齢者が多くくつろいでいて、マリーナ付近には富裕層の最先端超豪華クルーザーが並ぶ。

イビサ島にどう行くか

日本からは遠く、羽田、成田や関空からだと16時間はかかる。標準的なのは、まずヨーロッパまで行き、たとえばロンドンやパリ、アムステルダム、フランクフルトから直行便でイビサに飛ぶ。意外と直行便は多く、イビサ空港(空港コードはIBZ)はいつも離着陸が頻繁。私はエクスペディアで取りましたが、ここがベストな選択かはわからないですね。どちらにせよ、飛んでいる便の多くがLCC。出発時間が遅れることもあるので、ここは注意です。
EU域内居住者はもちろん行きやすいし、アメリカやカナダに住んでいる人も、より行きやすい。
イビサへの直行便が取れない場合は、バルセロナ経由になる。バルセロナ=イビサ便は多いので、こちらの方が取りやすい。飛行時間は40分程度。

日本からは中東経由で行く手段もあり。エミレーツ航空やエティハド航空(ここは利用したことがある。個人的にはおすすめ)を使い、ドバイやアブダビに行き、そこからヨーロッパに入る。こちらの方が費用は安い。ただし時間は相当にかかる。
旅行代理店による「イビサ島ツアー」もあるだろうから、それを利用するのも手ではある。

どこに泊まるか

ホテルはたくさんあるが、いわゆるアメリカ系やヨーロッパ系のチェーンホテル、スターウッドやハイアット、アコーグループのホテルはない。バジェットホテルを含めてない。ヨーロッパだから当然とも言えるが、逆にそれぞれに味があるホテルがいろいろな価格帯で存在している。Airbnbを使うのも一法。
https://www.airbnb.jp/

クラブに行くのがメインであれば、メインストリートのあたりか、マリーナ付近に泊まるとクラブへの移動距離は短くなる。公共交通があまりないので、移動は車かタクシーになるからだ。バスは使いやすいと思うが、たまたま乗らなかった。Uberは使えない(2017年末現在でもそうです)。
もし予算にうんと余裕があって、1泊5万円以上払えて(笑) しっかりしたホテルに泊まりたいならばイビサ・グラン・ホテルがよいかもしれない(泊まっていないので、念のため)http://www.ibizagranhotel.com/en/

一方、Airbnbならば1泊5,000円くらいから。ホテル価格は時期により大きく変わる。とくにここイビサ島はリゾート地であり、ドイツからバケーションに訪れる人が多い。つまり7月上旬から8月下旬あたりがハイシーズンなので、ホテル価格も上昇する。私はPachaに泊まった(前払い、後述)。

クラブはどこにあるのか

主要なクラブは6つ。
アムネシア、ウシュアイア、DC-10、パチャ、ハイ・イビサ、プリヴィレッジ。場所は空港近くか、山側か、マリーナ側かの3つに分散している。
それぞれは相互に遠くない。たとえば、イビサ空港から中心部のダラゴ通りまで、距離で10km、タクシーだと20分くらい(約20ユーロ)。下の地図でタグづけしたあたりが扇の要、「中心」になるので、この付近からだとどこへも行きやすい。

スクリーンショット 2017-12-29 23.00.39

クラブのチケットの買い方

はじめはわからなかったのがこれ。直接、当日券的なものでいいのか、それともチケットを業者が売っているのか。結果的には両方あり。ただオススメの方法としては、マリーナ付近のカフェで「直接」チケットを買うのがいい。現金だけでなくクレジッドカードも使える。

だいたいどこのクラブも50ユーロから60ユーロとかなり高め。人気があるDJの場合は前日か当日昼までに買っておくとよいかと思います。

ウェブでも買えますが、一度指定されたカフェに行ってチケット(といってもQRコードがプリントされたレシートかスマホ)と引き換える必要があり。手間がかかります。

どのDJが出ているのかは
https://www.ibiza-spotlight.com/night/club_dates_september_i.htm

ここで調べます。
非常に優れたサイトで、過去に誰がブッキングされていたかもわかる。
ちなみにパチャPachaだけは、ホテルに泊まると道路を挟んで反対側のクラブに無料で入れるという宿泊者特典がある。安いホテルではないが、この分お得。このホテルは今年創立50周年を迎え、サマー・オブ・ラヴの時代からロックやクラブカルチャーを支えてきた拠点的な場所。それにしても徒歩3分にクラブがあるというのはとっても便利。深夜でも問題ない安全度。

IMG_2904
Hardwell  at Ushuaia

治安はいいのか?

いいです。ただスリや置き引きには注意。また夜の一人歩きはしないといった程度。でも本当に治安がいいです。
逆にクラブの入り口ではドラッグのディーラーがいるのでそちらは注意。関心ないといえば去って行く。私はドラッグにも泡パにも一切関心がないのでそれ以上は詳しくない。

最後に、時差問題

どこから行くかにもよるが、日本からだと時差調整がむずかしいかもしれない。日本を夜にでて、機中でぐっすり眠れれば、時差に苦しむことはない。また個人差もある。しかし、クラブが盛り上がるのは深夜3時ごろから(世界的に同じ)。私は時差に馴れるのに2日かかりました。仮眠をして、「クラブ標準時」に合わせる方法もあります。
たとえばですが、クラブイヴェントで開始が夕方5時からで、深夜12時ごろに終わるものがあるのでそこに行き、時差に馴れるのがいいんじゃないでしょうか。その場合でもクラブに行くのは夜8時以降でいいです。

そういえば他の見所

近くの島には往復のフェリーが出ています。これは「あり」ですね。むしろ行くべきか。いずれにせよ、7、8月はこの地域は混みます。(現地でも観光客が多いことが問題になってます)。
さすがにコンビニはありませんが、スーパーは探せばあります。またセレクトショップからファストファッションまで揃っています。これぞ地中海という感じはバルセロナより強いです。まず、飛行機を予約して、ホテルを取って、現地でチケットを買う、という順番でいいと思います。
というところで、簡単なご紹介でした。いいところです。

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投稿者:

crow tanaka

国際政治アナリスト(都市政策) 音楽社会学 上智大学非常勤講師

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